【間違いだらけの採用パンフレット】
〜学生の本音〜

〜高校生編〜

①仕事内容がイマイチわからない

【生徒の本音】

・入社してからじゃないとやる事ってわからないものなの?賭けなんだな・・・

・自分に出来る仕事があるのかわからない会社に入るのはちょっと怖い。



【解説】

いくら明るい社風や仲の良さを全面に押し出して【楽しい会社】をアピールしても、中身が見えない会社に応募するのは誰でも躊躇します。初めて社会人として働く新卒者は会社選びに慎重になっているので、第一志望を会社の雰囲気だけで決めることは、まずありません。このような情報が薄い会社は、滑り止め程度で応募する可能性が大きいです。面接時に質問をして仕事内容を聞いてから辞退しようという人も出てくると思います。


【改善】

入社後に配属される部署の役目や、その中で社員は何をしているのかをページを大きく使って説明しましょう。事務であれば【入力がメインだけど電話対応や消耗品の在庫確認発注、納品で近場の外出もあり、作業が途切れることもあるから気持ちの切り替えが大切】など、具体的な仕事内容と絡めて必要な能力も伝えることが重要です。「仕事が出来るか自信がないけど、自分の長所や能力は活かせそう」と応募するきっかけになります。

②教育制度って・・・何を覚えなきゃいけないの?

【生徒の本音】

・そもそも何を教えてくれるの?お茶の出し方?名刺の交換方法?電話の取り方?

・覚えることが漠然としていて、自分に出来るのかわからなくて応募出来ない・・・。



【解説】

「わからないことは何でも聞いて下さい!」と教える人の笑顔写真入りの人物紹介や、教えるにあたっての心得など公開している採用パンフレットが多く見られます。これは企業側が【教育制度がしっかりしている】ということを伝えたいのですが、高校生の知りたい情報はそこではありません。【自分はどうやってどんな仕事を覚えていくのか】という働いた時の自分目線の情報が欲しいのであって、会社の誰がどんな気持ちで教えるという情報は正直に言うと入社後でもいい情報なのです。


【改善】

教える目線ではなく、覚える目線で載せることが大切です。入社後は何から覚えるのか、どうやって覚えるのか、集団研修なのかマンツーマンなのか、いつから実践でその時は一人なのか等、具体的に覚えてもらう事と教育方法、期間を掲載することが大切です。【どうやって自分は覚えていくのか】【そもそもこの仕事が自分に出来るのか】という不安を取り除いてあげることで、「自分はこの会社で働いていけそう」という前向きな気持ちになり、より多くの優秀な人材が応募してきてくれるでしょう。

③私服は自由って誰基準の自由?

【生徒の本音】

・写ってる人は黒髪だしジャケット着てるけど、どこまで自由なの?

・オシャレ出来ますって・・・オシャレに自信ない人にはただのプレッシャー。


【解説】

多くの高校生は私服で働く社会人、特にオフィス勤務の人を見たことが無いため、企業の私服OKはどこまでOKなのかが全く想像が付きません。そのため採用パンフレットに載ってる人を通してボーダーラインを読み取ろうとしますが、そこに写っている人がジャケットを着ていたり、こだわりの革靴を履いていたりと、私服として着ているものが「きちんとした服で働いてる!」とびっくりする人も多くいます。逆にファッションにこだわりがない人は、オシャレが出来る会社というメリットが、オシャレじゃなきゃ入社できない会社とデメリットに捉えてしまう可能性があります。


【改善】

採用パンフレットに載る写真は出来るだけ普段着で写ることがポイントです。せっかく写るからビシッと決めたいという気持ちはわかりますが、出来るだけ普段の格好を載せることが大切です。メイン写真ではなくても、社内の様子を紹介する写真の中に何名か社員を写りこませて、スニーカーを履いている人やジーンズの人、パーカーの人や金髪の人など、どこまでがボーダーラインかを視覚的に伝えましょう。もちろんファッションに興味のない人が写っていてもプラスのイメージになり得るのです。

④初任給は載ってるけど4年後の給料がわからない

【生徒の本音】

・高卒入社4年目は大卒新入社員と比べて仕事が出来るって、当たり前じゃん・・・。

・スキルは上がっても給料は上がらないパターンかな?


【解説】

そもそも高卒で働こうと考える人は、社会人経験が4年分早く吸収できることをメリットと考えて就職活動をしています。4年間社会人経験を積んでも給料が上がらないままであれば働きたくないと考えるでしょう。給料面は具体的な数字で掲載しづらく、あまり触れないで終わることが多いですが、ここをクリアにしなければ不安が残り面接を受けるのも躊躇してしまいます。


【改善】

【ビジネススキルが上がると共に給料も上がっていく】ということをモデルケースを用いて具体的な数字を出してあげることが大切です。スキルを重視しているという企業側の考えも明確に伝わり、早く仕事を覚えて欲しいから高卒者を積極的に募集しているという理由付けにもなります。

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